国税とは
国税とは、税の最終負担者が直接間接を問わず、納税義務者を通じて国庫に納付する税金です。所得税や法人税などの直接税と消費税などの間接税を中心とした形になっています。現在は消費税の導入により、間接税の割合が高まっています。その結果、直接税と間接税の割合は、6:4ほどの割合になっています。
直接税
原則として納税義務者が最終負担者と一致する税金です。
収入(所得)に対して課税される税金のことで、納税義務者と税金を負担する者が同じ場合の税金です。所得税や法人税のように、個人や法人の所得に対して、担税力を見いだし収入や所得に対して課税される収得税と、相続税や贈与税など個人や法人が持つ財産に対して、財産を所有していることに対して課税される財産税に分けられます。
間接税
直接税と異なり、納税義務者が必ずしも最終負担者とならない税金。財やサービスの価格を通じて転嫁される性質のものです。
その他
直接税にも間接税にも分類されず、個人又は法人の権利の得喪という事実に担税力を見出す税で、財産の移転に対して課税される流通税があります。